●H25年度 皆さんの声
環境アドバイザー派遣をご利用いただいた主催者様へアンケートを実施しております。
大変ご好評いただいておりますが、その中からいくつかの声をご紹介いたします。
【自然体験・自然観察】
・天候に恵まれ、自然観察に最適であった。ミズバショウがメインの講座だが、講師からは植物だけではなく、残雪でできたスノーブリッジや熊だななど幅広く話していただいた。また、ミズバショウやクマの冬眠についても絵を使いながら話していただき、参加者は熱心に話を聞いていた。アンケートの結果からも概ね好評だった。
・足慣らしのために放牧場をゆっくりと歩きながら、春の草花を観察。休憩後、峠の神山まで登山。新緑や高原の桜、遠くの山々の景色を楽しむリラックスする時間となった。会場に初めて来る方も多く、身近にある自然を見直す機会となり、講師のお話や仲間同士の交流でリフレッシュ効果があったようである。
・自然観察をしました。子どもたちは大変興味を持って観察していました。環境アドバイザーには適宜説明をしてもらいました。滝神社付近では、アリジゴクやギンリョウソウなどを観察しました。ドングリについてのお話もありました。水田や川では、カイエビ、ヌカエビ、タニシ、カゲロウの幼虫、ヒゲナガカワトビケラの幼虫、オニヤンマの幼虫、メダカなどが観察出来ました。ただ、最近、雨が少なかったため、川の水量が少なく、例年より、生物の数は少なかったです。
・生徒・職員を3班に分け、主に湯川沼入口から湯川沼にかけての自然観察の指導を行って頂いた。生徒は湯川沼付近のさまざまな鳥や昆虫・植物の観察を通し、自然の特色を学び保存の大切さを実感した。また、その後別会場において講師がこれまでに撮られたスライドを見せて頂きながら、西和賀の動植物の生態と今後の自然のあり方について考える機会となった。
・雨上がりの日でしたが、気持ちよくブナ林を歩くことできました。湯川沼まで、植物の葉や虫などを手に取り細かく説明していただきました。浮島に着いてからは、初心者にも分かり易く紙芝居を使って自然のお話をしていただきました。またそのお話のなかで、自然と動物が共存しあいながら生きていく厳しさも教えていただきました。
・晴天に恵まれ散策日和であった。岩沢駅に併設されている水澤鉱山展示室で昭和29年まで稼働していた水沢鉱山の歴史を学んだあと、現地に移動し鉱山跡を巡りながら自然を楽しんだ。ニガナや銀竜草などの野草類、樹木ではカエデ類やクロモジ、実をつけた桑やブナなどについて講師の説明を聞きながら2時間程度散策した。
・樹木の名前や植物の特徴を、森を探索しながら教えていただいた。子どもたちに分かりやすい話し方で、「木と友達になろう」をテーマに、山での危険や木と草との違いなど初歩的なところから教えてくださった。1人1人が自分の木を見つけたことで、今後の学習の中身が深まると感じた。
・講師よりセンターで説明を聞いてから、観察場所へ移動。気温が少し心配されたが、観察場所に到着後すぐにホタルが見られた。子どもたちは、ホタルをまじかに見て喜んでいた。環境アドバイザーが事前に採取したホタルの餌になるカワニナを観察しながら説明を聞き、観察場所では、網でホタルをすくってホタルをまじかで見たりと子ども達には感激の観察会でした。
・八幡平での自然観察会を開催することによって、雄大な自然の中で高山植物の生態を観察しながら、環境保全活動の活性化に資することを目的に八幡平周辺の高山植物を観察し、研修しました。植物図鑑では知ることのできない大ぶりな「ミズバショウ」に出会ったり「コバイケイソウ」を見たり、とても貴重な機会でした。
・(シェアリングネイチャーについて)アイスブレイク、人間ベンチ、天敵と獲物、居眠りおじさん、コウモリとガ、私の暦と数多くのゲームを展開して下さった。
・公民館会議室で、ホタルの生態等について親子で勉強した。関連として、講師が活動している事業について説明をいただいた。質疑応答の時間には、講師と親子に一体感が生まれ、すばらしい流れになった。現地では、天候不順もあり、ホタルの出現がやや少なかったものの3種類のホタルを観察できて、満足が得られる講座となった。
・須川周辺の植物観察を行った。実感を伴った理科指導と言われているが、教師自身が五感で自然を感じる大切さを感じた。須川の風がすがすがしく、講師の先生と楽しい時間をすごすことができ、参加者大満足である。
・登山をしながら、須川岳の植物、昆虫、自然について詳しく教えていただいた。また、登山の際にも登山の基礎について、詳しく説明してくださり精神的にも支えになる言葉掛けをしてくださった。
・姉ヶ崎フィールドハウス周辺の林や自然遊歩道で行った。小枝を折ると匂いのでるもの、かじると苦い味のする葉、小鳥が好む赤い数種類の木の実、鳥の糞に混じった種が別種の樹で寄生し成長していく様子、いろいろな形の葉など興味深い観察会であった。また、遊歩道から通じる展望台からは姉ヶ崎(岬)、湾内にある浄土ヶ浜・日出島・月山なども眺められ大変有意義なものとなった。
【川体験・水生生物調査】
・八木沢川付近を一緒に探索して、生き物や環境について詳しく教えていただきました。また、前日には、引率教員に川の水質についての専門的なお話もしていただいたので、教師は予備知識をもって引率することができました。
・水質調査の指導やそのための事前説明のみではなく、チョウセンアカシジミについての質問にも答えていただき、子どもたちにとってとてもいい学習になりました。これまで取り組んできたチョウセンアカシジミの観察とともに、今回の学習をまた一つのきっかけとして、今後は、環境問題についてより視野を広げて学習していく予定です。
・湯田ものしり館では和賀川水域(西和賀地域)の気象特性と生物の関わりについて、また人が知恵を積み重ね自然と調和を考えてきた歴史などの講義をいただいた。弁天島周辺の和賀川では生徒達自身で水生生物の採種をし生物名を調べることを行った。ウグイ・カジカなどの魚類からトビケラやカゲロウなどの水生昆虫が取れ、多くの生物が川に生息することを実感することができた。
・焼地台公園にて、北上川の支流・和賀川の昨今の環境の変化等の説明の後、実際にゴムボート6艇に分かれて川下りしながら質問したり説明を聞いた。普段の目線とは全く違う景色を見て、生徒も親も環境問題を身近に感じるとともに、綺麗な和賀川の存在のありがたさを再確認できた。前日まで降った雨で水量が増し、生き物を発見することは難しかったが、親子での貴重な体験学習となった。
・今回初めて水生生物調査を行ったが、身近な川でも入ることがなく、改めて川のきれいさと、今後とも汚さない活動の継続が大切だと感じた。子どもから老人まで、幅広い年齢層の参加でしたが、それぞれの立場及び経験値の違いでも大変良かった。今後とも、環境保全をしながら、ホタルが増えるための研修を続けていきたいし、もっと活動を他の地区にも広げていきたい。
・水生生物調査について、おなじ川の「上流部」と「下流部」についてそれぞれ調査し水質判定を行い、違いを調べた。上流部はきれいな水であったが、下流部はややきれいな水となり、子ども達は原因などを真剣に考えていた。
・水質調査の方法について、実践の中で指導していただいた。具体的な水生生物や河川付近の生物についてくわしく説明していただき、岩泉町の自然の特徴やよさ、課題点などを学ぶことができた。しかし、豪雨により増水し、水が濁っていたため、当初予定していた小本川の水質調査を行うことができなかった。学校行事や講師の先生の都合等を考慮し、可能であれば、別な日に小本川の水質調査も行いたい。
・全員で川に入り、魚類、水生昆虫などを捕まえた後、講師から説明を受ける。子どもたちは最初はおっかなびっくりでしたが、だんだん活発になって最後は水浴び状態で楽しかったようです。きれいな水に生息する魚もいたが、国内外来種の侵入もあり在来種の保全のむずかしさを再確認した。講師の熱心でわかりやすい説明で、質問も多く出されてとても楽しく有意義な観察会であった。
・初めて調査を行う子どもたちに調査の仕方や馬淵川の様子など丁寧に説明していただき、よい学習になった。子どもたちにとって地域を流れる馬淵川についての理解が深まった。また、安全面への配慮もしていただき楽しく活動させていただいた。
・肉眼で見ることができる大きさの水生生物を採取し、資料に照らし合わせてその名前を調べ、河川の水質階級を確認した。講師の方に水生生物の特徴や習性について詳しく説明していただき、1年生から6年生まで大変興味をもって活動することができた。
・水生生物の採取のしかた、留意点、生物の特徴、川、環境等についてわかりやすく指導していただいた。水生生物のこと以外にも「川」についてや環境を守る大切さにもふれていただいた。またお願いできたらありがたい。
・天候は晴天、水温17℃の条件下、児童は2人2組となり水生生物の探索や採取に取り組んだ。採取した生物はバットに集めルーペや資料をもとにして観察した。講師の泉山先生からは、事前に調査にあたって準備する道具についてアドバイスいただいた。当日は、活動の全体にわたって的確な助言、指導をいただき児童の学習を深めることができた。また、NTT職員の方が持参された電子顕微鏡での水生生物の観察も、興味をもって活動することができた。児童や職員にとって、自校周辺の環境をより詳しく知ることができる貴重な機会である。今後も継続して取り組んでいきたい。
・天候、川の水量等、恵まれた環境の中で研修を受けることができた。どの児童も意欲的で、真剣に水質調査を行った。講師の先生からは、調査の目的や環境について詳しくお話をしていただいた。水生生物を初めて見た児童は、驚きの歓声をあげながら、水生生物の表からどの生物なのかを見比べていた。ピンセットでうまくつまめなかった児童も、徐々に上手になり、学習意欲が高まった。普段野外で遊ぶことも少なく、昆虫や草花に関心がない子や嫌がる子も多くいたが、今回の学習を通して、自然や環境への関心の高まりがみられた。大変良い学習の場であった。
・全校児童が川に入り、網を使いながら水の中の虫を集めることが出来ていた。講師の先生からはまだまだ数が少ないと言われたが、児童が一つ一つ観察するには適当な数の生物を見つけることが出来たと思う。また、地域の振興協議会の方も参加し、カジカやヤマメを捕まえ、児童に見せていただいた。
・第1回目の水生生物調査を奥玉地区内2か所で行い、採取した生物できれいな水、汚れている水を確認することができた。本日のまとめとして、講師の先生からは、わずかな5kmしか変わらない2か所でどうしてそのような差が出るのかを説明いただいた。
・川の水生生物調査についてとてもわかりやすく子ども達が自然環境に興味を持つように説明してくださった。人首川から児童が採った水生生物を川魚が食べ、その川魚を我々人間が食べるというこの仕組みが少しでも崩れると、人間が今までのように生活できなくなると、講師がご自分で魚を採り説明し、子ども達は深くうなずいていた。
・雨による川の増水のために開催が心配されたが、県内外からレスキューボランティアスタッフが集い、参加者の安全が確保された状態で実施された。川下りでは、川の生物から物理的要因(水循環)まで学び、人々の暮らしと自然環境のつながりについて学習することができた。また、川の安全講習も体験することができ、地域防災についても考えるきっかけとなった。昔から川と人の暮らしは密接な関係があり、現在及び将来においてもその関係性は普遍的なものとなっている。時代によって関わり方や変遷しているが、川との関わりが少なくなった現代の子どもたちが、ふるさとの伝統的な漁法や遊び方を学ぶ機会があっても良い。
・水生生物調査を行い、昨年度との川の状態の変化を把握することができた。大雨のせいで状態が変化したことを実感できた。講師の方の指導のもと、楽しく研修することができた。
・天候に恵まれ、屋外でテーブルを出し、自然の中で学習を行った。川の観察でも全員が泳いでいるヤマメの姿を観察でき、また、養鱒場でヤマメ・イワナの生態等を教わった。ヤマメの人工受精体験の補助をしてもらい、昼食にもヤマメの串焼きを美味しくいただいた。最後に近くの湧水場にて水源の大切さを伝えられ、その水も飲んだ。
【リメイク講座】
・型紙がなくても1つの作品が出来上がること、眠っている着物にリメイクという形でもう一度役割を与えられること、環境にもやさしいこと、そのことが想像以上に簡単に楽しくできることなどを知ってもらうことが出来ました。リサイクルの楽しさ・意味をさらに知ってもらう、再確認した講座でした。
・古い反物を利用してあずま袋を作りました。皆さん熱心に指導をいただきながら楽しく作業しておりました。震災等で家の中に閉じこもりがちの中、交流とリサイクルの意識も高めることができ、大変有意義な講座でありました。
【ごみ・リサイクル】
・講師が準備した資料等に基づき、小学校3、4年生向けにごみ・リサイクルに関するお話をわかりやすく説明いただいた。その後生活の中にエネルギー(主に石油)がどこに用いられるかを考えたり、実際にごみを分別した。児童と一緒に楽しく学ぶ取組みであったので、終始なごやかな雰囲気であった。講師が質問を投げかけると児童も積極的に発言しいきいきとしていた。
【食】
・本校では、児童と保護者が一緒に学び、考える機会として、授業参観日に合わせて保健講演会を位置づけており、保護者の関心も参加率も高い講演会の一つです。本研修会では、身近なところにある野菜と遠方から運ばれてくる野菜を例に、フードマイレージについて小学生にも分かりやすく教えていただきました。また、地元のものを使った簡単な調理や、手軽にできるエネルギー節約方法等についても体験しながら学ぶことができ、親子で取り組むきっかけにもなりました。学校での指導にも講演内容を生かして参りたいと思います。
【天体観測】
・講師より星を見る再、光害が大きな問題であること、ホタルの観察も人工光がある自然のない場所では見られないように、共通点があることを教えていただく。宇宙全般の解説もあり有意義であった。講師は望遠鏡を持参して下さったが、あいにく曇り空で使用することができなかった。晴れていれば西長橋公園は光害のない場所であるため、星空観察には格好の場所。次回も同じ講師をお願いしたい。
・曇天のため、残念ながら星はほとんど見えませんでしたが、望遠鏡を使って月を観察しました。はっきりとは見えませんでしたが、子どもたちにとっては貴重な体験になったと思います。また、星座早見盤の使い方などを分かりやすく説明していただくなど、天文に触れる良いきっかけになったと思います。実施時間が予定時間より短くなってしまいましたが、プログラム内容を調節するなどして対応していただきました。
・開始早々どしゃ降りの雨に見舞われましたが、しばらく経つと雨があがり、きれいな星空を見ることができました。望遠鏡を使って天の川を観察することができました。たくさんの星がきらきらと光りとても美しく、参加者も大変喜んでいました。また、星座早見盤を使って星座の観察もできました。星の話の他にも、雨や天気の話、街の外灯の明るさの話などもしていただき、身近な環境に目を向けるきっかけにもなりました。
【動植物】
・熊や蜂、鹿等の野生生物に遭遇した際の対処法や遭遇しないための対策について、実体験をもとに講義を実施していただいた。今まで、対策等については学ぶ機会があったが、習性等については知らないことが多かったため、今回の講義を通じて新たに知ることが多く、参加者からもたいへん好評でした。
【歴史・景観・まちづくり】
・現地では、花壇を整備いただいている実践者に花壇の取り組みについてご説明をいただく箇所もあり、参加者と実践者が会話を交えながら見学を行いました。見学後、会場を移し、田村氏にご講評をいただきました。八幡平市のオープンガーデンの事例をご紹介いただき、また「自主的にやる知恵をしぼることが活動の継続につながる」などのご講評をいただきました。ご講評が終了した後も、海外のオープンガーデンの写真などを拝見させていただき、多くの参加者が残って説明をお聴きしておりました。
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