推進員派遣報告
実施日
2019年2月 4日
研修会
環境マネジメントスキルアップセミナー
テーマ
事業所における省エネ活動のグループ討議にアドバイス等のできる方
推進員
髙橋 良和
主催者
岩手県環境生活企画室
対象
企業の環境担当者25名
地域
盛岡市
内容
■Aグループメンバーは、製造業・建設業・行政・設備管理会社であり、何れもISO14001の認証中3社と、残りは認証返却企業であった。このこともあり事例発表の刈谷建設のISO14001認証17年間の省エネ活動の悩みや今後の課題について、例えば目標の数値化では。原単位を取り入れた比較をしてもなかなかうまくいかない等の報告があった。Aグループでは単なる表面的な解決策を追わず、一歩踏み込んだ議論を行い、各社の立場や経験からの自由な議論がなされた。その結果、刈谷建設さんの日常の環境行動につながる方法を考えるにはどうしたらよいかと中身の濃い内容になった。 ■私もこれまでの企業のISOの経験や他社の事例を交えたアドバイスができた。 ■(刈谷建設事例発表は)会社全体目標から個々のCO2削減とその効果が見えない。また原単位での比較で、景気の影響を除く工夫を試みるがあまり効果が得られない。(原因として➡)現場が点在する影響が大きく、全体目標値が各現場の身近な目標値として感じられないのではないか。(実現性のある新たな目標を提示する➡)個々の現場の見積もり計算書から、CO2の排出量を計算し、その値の全社共通の削減目標を決める。工事の経過に合わせ、少なくとも週単位の速報値を、全員が見える場所に掲げ、工事終了までに削減目標達成を、現場ごとに協力し目指す。年1回、各工事現場の達成を発表する。
推進員より
事例の発表者は、日ごろの問題を飾らずに話してくれたので、参加者は身近な問題として共有できた。また、参加者の環境意識が高いと感じるのは、各企業が、1SO14001認証企業で(行政のみ辞退企業)あった。今回は、例年になく発表者、参加者、推進員が、より高い参加意識を持ち、有意義な討議が出来き、有意義な研修になったと感じた。事例発表の中に、実際の悩みや今後の課題を例示してくれたため、グループ討議がスムースに進むことが出来ました。
主催者より
推進員には、グループ討議のアドバイザーとして1人ずつ各グループに入っていただき、討議が円滑に進むよう、サポートしていただいた。 各グループの発表内容に対しては、専門的な視点から様々ご意見・助言等をいただいた。

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