推進員派遣報告
- 実施日
- 2018年12月12日
- 研修会
- 平成30年度宮商祭
- テーマ
- 節電・省エネ
- 推進員
- 高橋 良和
- 主催者
- 岩手県立宮古商業高等学校
- 対象
- 岩手県立宮古商業高等学校全校生徒、教職員、保護者450名
- 地域
- 宮古市
- 内容
- ■演奏を通じて、口笛楽器から環境へのやさしさを伝える。新しいものばかり追い求めるのではなく、今あるものを大切に無駄なく最後まで使いきることが環境行動につながる。日本人は、服を10kg/年を購入し、9kg/年を廃棄している現実がある。また、口笛の音の仕組みでは、生存のため空気を肺に取り込み、余った空気を外に吐き出す、このとき音を作り聴く人を和ませることが出来る。このように口笛は、いかに環境に優しい楽器であるかを一事例として話した。■今日、私が最も伝えたいこと、それは、環境は掛け算であり、【環境力=(知識)×(気づき)×(行動)】で決まり、いくら環境知識だけでもだめで、また知識が無ければ気づきが得られないこと。さらに、環境行動がゼロであれば、環境力は常にゼロとなる。そこで環境力をプラスにするには、少しでも環境行動を実施する必要があること、この内容を繰り返し、皆さんの記憶に留めてほしいと話す。■飲み水は大切であり、蛇口から安心して飲み水が出る日本は本当に恵まれている。地球上の水を100%とすると、海水の割合は、97%。さらに氷河や地下水の割合は2%。そして、飲料水となる湖沼や河川の水は、わずか0.02%。山の木を切ることで、森林の保水力は低下し、山に降った雨は、直ぐに山の表面から河川に流れ込み、海へと流れだし、その結果として飲み水が減る。■日常生活で、直ぐ100均製品に頼り、購入前の工夫や代用品を探す手間を放棄している。100均製品は、その時は確かに便利であるが、使用後は他への転用が難しく、持ち物が増える原因でもある。また、少しでも破損すれば修理出来ず廃棄となり残念である。 ■最後に、将来の自分のために、地球環境を考え行動を起こしてほしいと話す。
- 推進員より
- 学校の文化祭で環境講演の機会を得るが、生徒以外のゲストは私だけ。生徒にとって楽しい文化祭を少しでも盛り上げるように、あまり堅苦しくならない講話内容と演奏を心がける。終了後の生徒の感触から、ほぼ期待に応えられたと感じている。
- 主催者より
- 新しいものを次々と買い換えるのではなく、今あるものを大切に使うことが環境を守るための行動につながっていくこと。環境力=知識×気づき×行動であり、知識を持つことが気づきにつながり、それが行動へと導いていくことを一番に伝えたいことだとお話しされた。また、環境に優しい楽器である口笛により7曲も演奏していただき、生徒たちは環境の話とともにその演奏に驚きと感動を覚えていた。地域の保護者の方々も喜んでいたので、大成功であったと考える。
トピックス
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