推進員派遣報告
- 実施日
- 2018年12月 4日
- 研修会
- 第3学年海洋科授業
- テーマ
- 「海はふしぎがいっぱい」~海のごみについて考えよう
- 推進員
- 粒針 文子
- 主催者
- 洋野町立中野小学校
- 対象
- 洋野町立中野小学校児童・教職員
- 地域
- 洋野町
- 内容
- 「海にどうしてごみが集まるの?」という、とてもシンプルな質問がきっかけとなった講座です。現在、海洋ごみの問題は全世界的な関心を集めており中でもレジ袋などのプラスチック類が、死んだクジラの胃袋から100枚近くも見つかるなど海洋生物への深刻な状況が後を絶ちません。さらにマイクロプラスチック化は生態系および人体への健康被害が懸念されています。それは有害な化学物質とプラスチック類の組成物はとても縁が深い間柄だからです。講座では、地球をめぐる水の循環がどのように起きているか、海はどのような役割があるのか、地球温暖化問題も含めて考えなくてはならないことがあることを伝えました。プラスチックは自然界ではなかなか分解されないためいつまでも漂うとても厄介な存在であると同時に、車や飛行機、医療関連から衣類、文房具に至るまでありとあらゆるところに使われています。それだけ便利なものを人は簡単に手放せませないことに気づいてもらいながら、どうしたら少しでも海洋ごみが減るのか、まず一人一人にできることは何なのか、とても活発な生徒の皆さんからの鋭い質問をいくつも交えながら一緒に考えてみました。
- 推進員より
- 海洋学習にとても熱心に取り組んでいる学校で、生徒さんらの掲示物も見ごたえがあり、質問内容に私もとても勉強になりました。生徒の皆さんはいろんな興味が次々とわく様子で勉強が楽しくできる環境づくりがされているんだなぁととても関心しました。海が大好きという子どもたちの視野が、さらなる世界に向かってより広がるきっかけになればと思います。
- 主催者より
- 本校で取り組んでいる海洋教育の一環として海のゴミ問題について授業ならびに講演をしていただき、たくさんのことを教えていただいた。粒針先生はパワーポイントを使って説明してくださり、また、質問に丁寧に答えてくださったため、子ども達はだいぶ理解できた様子だった。さらに、地域の海だけでなく全世界で問題になっていることにも触れていただいたため、地球規模で考え行動しなければならないと考えることができ、子ども達は海洋教育の視野を広げることができた。
トピックス
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