岩手県地球温暖化防止活動推進センター

 

平成28年度 地球温暖対策地域協議会情報・意見交換会 報告

日時:20161111() 13301600
場所:アイーナ6F 団体活動室2
参加者:地域協議会5名 市町村広域振興局7名 推進員7名 岩手県環境生活企画室1名 
スタッフ:々木副センター長・櫻井事務局長・齊藤 3名   合計23
プログラム:添付資料参照
写真・・・別紙1
●次第に沿って定刻通り開会。
次第1開会・挨拶
・野澤代表は別用務のため欠席、佐々木副センター長より挨拶(代)

本日皆様ご多忙の中を、地球温暖化対策地域協議会並びに意見交換会にご参加頂きまして有難うございます。
また、本日お集まりの皆様方には日頃から地球温暖化防止活動に熱心に取り組んで頂いておりまして、心から感謝と敬意を表します。
 皆様ご承知のように昨年1212日、国連気候変動(変化)枠組み条約締約国会議(Cop21・パリ協定)で署名した世界各国が合意採択されましたが、今般フランス・ドイツなど73か国が批准することを決定して、パリ協定は採択からわずか10か月で発効しました。
 京都議定書が発効するまで8年かかっても期待する効果が得られなかった事を思うと、今般のパリ協定は、地球温暖化がいかに「切迫した状況」になりつつあるかが、如実に表れているものと思われます。
この協定では、産業革命以前と比べて地球の平均気温を摂氏2度以内に抑えることが求められています。産業革命以降化石エネルギーのフル活用で経済的な豊かさを得て来た社会構造を、決意をもって大きく変換しない限り現在の延長上での産業活動・社会活動での削減程度では目標に近づくことすら難しいと思っています。
 岩手県は、森林面積では北海道に次ぐ面積を持ち、豊かな水源・豊かな海・豊かな自然に恵まれていて、国の施策を視野に入れつつ、岩手はこの大いなる財産を守り、身近な資源を持続的に活用し、地域・流域毎のゼロエネルギーコミュニテイーの集合体として「ゼロエネルギー県いわて」を目指すことが、人口減が急激に進む中で最も重要な施策であろうと思います。 
これらを全国に先駆けて取り組むことは、継続性のある新たな産業を生み出すこととなり、我々の幾世代後の将来に向けて「心地よく豊かに生き延びるために」今、必須であると思っています。
 とは言え、現在取り組んできております身近な温暖化対策も、県民の意識向上の為に重要であり、前述の将来目標を持ちつつ、バックキャステイングで活動を進めて参りたいと思って居ります。今後も皆様方と連携して「いわての豊かな環境」の為に取り組みたいと思いますので、これまで以上のご協力を心からお願い致し、挨拶に代えさせて頂きます。
 なお、本日の情報・意見交換会に他の会議と重なり、欠席せざるを得なかった事お詫び申し上げます。

                             野 澤 日出夫

次第2活動状況紹介
・出席者全員自己紹介

・各地域の活動実績報告
※きたかみ地域対策協議会 佐藤 哲朗氏
※西和賀町温暖化対策協議会 内記 和彦氏
※一関地球温暖化対策地域協議会 千田 恭平氏
【きたかみ地球温暖化対策協議会】(配布資料参照)
「北上地球温暖化対策協議会の活動報告」と「きたかみ温対協事業方針」資料を用いて説明。

 西和賀町温暖化対策協議会】PP資料参照 DVDの映像
「西和賀町地球温暖化対策協議会の活動について」PPを使って説明
DVD西和賀ほっとだより」7分程度
1薪ストーブの魅力
2地域をつなぐ薪
3薪を調達 春木山

 西和賀町は、面積の約8割を森林が占めており、古くから森林とのかかわりが非常に深い地域、近年の経済状況が厳しいなか、林業活動は低迷。
 そこで西和賀町では、地域の資源である森林の有効利用を進めようと「薪ストーブ利用世界一」を目指して取り組みを進めています。
森林合と協力して、薪割り機の整備や薪供給の仕組みづくりなどを行っているようです。薪のある暮らしや、薪ストーブの持つ暖かさ、環境にやさしいイメージは、西和賀町ならではの特色ある観光資源になると考えています。

一関地球温暖化対策地域協議会】
一関市からの支援もあり活動できている。温暖化の進行が顕著になっていることからより多くの施策ということで市民の方より施策提言をして頂き「施策提言書」を一関市に提言。
提言1太陽光発電・太陽熱利用について 
提言2木質バイオマス利用について
提言3廃棄物及び畜産バイオマスの利用について
提言4住宅施策
提言5ソフト政策など全般に関して
※提言すべてに協議会としての役割を明記してある。
参考資料の「いちのせきからストップ温暖化」は年2回市民全戸に配布するなどしている(以前は4回発行していた時期もありました)

 次第3地域協議会活動についての意見交換
コーディネーター:櫻井 則彰氏
次第3より櫻井さんがコーディネーターとして進行
<事前アンケート>
※事前に提出をお願いしていた中から回答が必要なものをピックアップ
Q岩手県としてはどういうことをどの業界または団体に期待し、活動を望んでいるのか。方針または指針を聞きたい。
A県では地球温暖化対策実行計画というものを定めております。こちらは平成32年度までに1990年比で25%削減を目標としています。こちらに向けて全県に向けての運動を行っているところです。こちらの活動が事業所や県民に浸透していないという課題がありまして今後活動を進めてまいりたいと考えております。すべての団体、産業・エネルギー・運輸などの団体が構成されている県民会議ですのでメールなどで通知などを行っているところです。
Q費用対効果の高い活動とは?
A難しい問題ですが、添付資料(宇都宮の例)を紹介

 地球温暖化の効果を量る手段として(地球温暖化効果ガイドブック)を紹介、温暖化は問題になってきて台風10号岩手県直撃で大変な被害、雫石、矢巾町の構洪水など、地域の温暖化対策をどのように進めていくのかが課題。
 地域資源を生かす温暖化対策。温暖化対策はこれからチャンスになるのではないか?西和賀の発表にあったようにつながりを住民たちがもっていく地域活性化の一つのツールになるのではということが書かれてある。(抜粋)
Q BDFと軽油取引税の関係について
A県庁税務課の見解を中村さんが回答
 少しでも混ざった場合には税金がかかると回答。しかし、そのような問題というよりはBDFをすすめ販売をしていた方が、運送会社に大口販売していた。ある時少しでも軽油が混ざると税金がかかるとのことで軽油取引税に違反していると運送会社のほうが言われ、取引がなくなった。これまでの販売分も税金がとられ、倒産したとのお話しでした。行政が主体となってDFを推進しているのに全体的には軽油取引税があって課税の対象にしないでいっぱい使ってもらえるようなルールに改めてほしいと思っています。
京都府が特区でB20となっている
A国の施策なのでどうにもできない。
作る側と使う側が理解して使うことが大切。 
品質の良いBDFを継続的に利用できている事例などもある。

 ○県南広域振興局
・温対協加入に躊躇されているのは具体的な温暖化の活動をしなければいけないのかなということで躊躇している団体が多い印象です。
バイオマス・エコドライブ・バイオマスなどのような活動、温暖化という内容に限らずやりたいということがありまして現在留保している団体がある。
推進員の方もいろんな活動の幅がある。
○他の自治体におきまして地域対策協議会立ち上げを積極的に促して実現した事例がありましたら伺いたい。
A現在ではないようです。
○沿岸広域振興局
休止中のところもありますが復興を優先しているので現在の状況ではやむをえないのかなと思っています。

 【推進員の方より】
震災当時大槌に住んでいた。震災後住むところがなくて結果的に今は盛岡に住んでいます。震災前に温暖化対策協議会を立ち上げるとき作らなきゃいけないという流れの中で「なんで今からやらなきゃないのか」という空気の中でちょっと、理解が深まったところに震災があった。生活していくのが精いっぱいで地域の中でやりくりして前向きに動いている活動団体があったりしたところで、意識の問題で、建前上の問題はそれどころじゃない状況だった。自分もその一員としてかかわっていたときにそうならざるを得ない。大槌に限らず、地域に密着、地域住民の思い、生活ベースのところに耳を真剣に傾けていかないとかけ離れたところで動いてしまうと多分動かない組織になってしまうのではないかなと思います。
 今回和賀町の活動を見てここだなと思った。住民自身が元気になるということをベースにおいて、地球温暖化防止という以前に、住民自身が元気になって潤って、物ではなく心が潤う。「生きててよかったな~」とか、「役に立ってるんだな~」とか、自分たちの役割は引っ張っていく役割ではなく、表に立って動くのではなくその舞台を作ってあげるのが自分たちの役割なのかなと思う。役者だったり主人公は地域住民だったり組織のひとりひとりが動けるようなパイプ役。モチベ―ションを維持することが大事。地球温暖化が絡んでいるのは事実だとおもう。
自分自身も薪ストーブいれたりしています。行政だけでやっても空回りなので住民の動きがあったからこそだと思う。地域の方と一緒にやることが大事。(西和賀 内記さん)
域資源を生かす良い事例だなと思いました。
○日本グローバルな国にならなければならないと思います。
シベリア永久凍土が溶け出してメタンガスが出ているというTV番組を家族が見て教えてくれた。モスクワに11時間かけてシベリアの上を飛んでいくんですが11時間のうち8時間はシベリアの上。白い凍土が解けてふつふつとメタンガスが出ていると知ったとき地球はボヤだなと思いました。
人類が200年生きていくためのあらゆる鉱物がシベリアの凍土に眠っている。それは日本の技術がないと開発できないそうです。インドも韓国もマレーシアも地球感覚、地球市場でとらえているので日本からロシアの大学は世界の技術がほしいので留学させて育てたいので授業料もただです。
 各市町村でやるのはもちろんいいですが、若い人をそういうところに留学させて育てなければならない、留学生を各市町村にお招きして、世界の担当者を育てながら、私たちの温暖化防止をやっていかないと間に合わないと思います。
ごみ問題を取り組んできた。今日の発表の西和賀、一関市のバイオマス、震災は不幸であったけれど、震災を乗り越えていくのに、バイオマスを発展させていくチャンスととらえることができるのかなという意見があったように記憶しています。
 地域の人たちが、身体を使う(労働)、お金を使う負担の中で、連携、連帯していると思いますが、高齢化の時になると今時点では協力してくれているが、この先継続していくためにさらにどのようなことを考えていかなければならないのかなということを感じたところです。
 地域活性化の基を考えると、このこと(高齢化)が地域活性化につながっていることがあるので今いろんなところで提案、お願いしているのは高齢化社会と合わせて温暖化防止を進めていけないのかなと思っているところです。
皆さんと一緒です。一市民として職員の方の協力あってこそのサポートあってこその地域協議会だと思っています。一関地域対策協議会も職員の方のサポートがないといろんなところでぶつかります。
 今日席してくださった職員の方にお願いしたいのは、中心にならなくても、すごく頑張らなくてもいいんですが、必要な時に手を貸してくださって、必要な時に市民の方に声を掛けてくださって、必要な時に車を出してくださって、財政難ですから、共有していかないと強い協議会にはできません。県の中村さんも含め県の広域振興局の方にもお願いしたいと思います。

 次第4情報提供

【・県庁環境生活企画室中村 真梨子さんより】
○「温暖化防止岩手県民会議」今年度先進事例の視察研修11/30に行います。
省エネ機器。省エネ事業対策を行っている企業さんを視察

【岩手県地球温暖化防止活動推進センター齊藤より】
○推進員派遣制度利用と派遣枠残り5件程度の情報提供。
○クールチョイス賛同票について
○ウオームシェアスポット登録について

 

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