事業の内容
植物由来の天ぷら油などの廃食油を原料とするバイオディーゼル燃料は、硫黄酸化物もなく、カーボンニュートラルなクリーン燃料として温暖化防止に役立ちます。岩手県内には、そうしたBDFの製造拠点が各地にあります。県内各地の製造所とBDFについて紹介するPRキャラバンです。福祉施設が中心となって進めてきた「いわてバイオディーゼル燃料ネットワーク」は、県内全体で月産27,000リットルのBDFを製造しています。この活動のさらなる支援として、県民各層への情報提供を行います。
事業の目的
バイオディーゼル燃料についての周知を行い、家庭や飲食店、工場等で排出される植物性の廃食油回収を呼びかけることで、廃油の回収をさらに進め、CO2を出さないバイオディーゼル燃料を拡大することを目指します。
事業の方法、内容
一般家庭や事業所向けのPRちらしを配布し、窓口機能を支援する事で普及拡大に努めます。県内の拠点のうち参加する事業所やBDF製造拠点の近隣のショッピングセンター等を訪問しながら、2日間で岩手県縦断(約600km)のバイオディーゼル・キャラバンを行います。一般家庭での植物性廃食油の回収への協力を呼びかけ、CO2を排出しない燃料についての啓発を行います。また、途中、盛岡市においていわて生協の協力のもと、ディーゼル燃料化のデモンストレーションを行います。また、県内の廃食油の回収・精製拠点の案内とネットワーク全体でのバイオディーゼル燃料製造量を集計し需要と供給に関する情報を提供し、廃食油の資源としての活用を地域で展開します。キャラバンのためのイベント告知ちらし500枚といわてバイオディーゼル燃料ネットーワークの各拠点と活動を知らせるちらし2,000枚を制作し配布します。
事業の効果
環境と福祉にわたる分野横断的な交流が果たされるとともに、地域の団体が抱えている事務局機能の支援を行う事で、より広汎な活動の周知が可能になり、地域における温暖化対策を進めることができます。
このキャラバンを含む活動支援により、バイオディーゼル燃料を2,000リットル増加させることを目指します。これにより2,000リットル×2.64KgCO2=5.28 t CO2を削減します。
トピックス
- (2022.3.17)検索機能不具合が発生しております。ご迷惑をお掛けして申し訳ございません。
- 【いわてわんこ節電所】「家庭のエコチェック」に参加しよう!
- 【毎月第3水曜日はSDGsカフェ!】気軽で真面目な対話を楽しみながら学び合いましょう!